体育・スポーツ2.0 研究で体育・スポーツ界の「常識」をアップデートする!

本ブログの目的は,体育・スポーツ界の「常識」をアップデートすることである.方法は,研究を用いる.結果は,まだ明らかではないが,今後明らかになると考察される.

どんな研究をしているのか?/自己紹介

こんにちは.

KEISUKEです.

 

今日は,私が取り組んでいる研究テーマについて書いてみようと思います.

普段,自分の研究については研究者の方に話すことが多いので,ブログを読んでくださる方にうまく伝わるか不安ですが,みんなに伝えることがこのブログの趣旨でもありますので,なるべくわかりやすく書いていきたいと思います(わかりにくいことがあれば,コメントに〇〇がわかりにくい!,と書いてください).

 

私は,「一致タイミング」について研究しています.

「一致タイミング」とは,

「外部の刺激に対して,自身の身体または道具を時間的・空間的に合わせること」

です.

 

簡単に言うと,移動する物体にタイミングを動作のタイミングを合わせることです.

 

例えばスポーツでいえば,

野球のバッティング,

https://baseballgate.jp/admin/wp-content/uploads/2018/02/20180215s00001007144000p_view.jpg

https://baseballgate.jp/p/158475/

サッカーのボレーシュート,

https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2018/10/GettyImages-1049046942.jpg

https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20181004/842326.html

テニスのショット

https://www.nikkei.com/content/pic/20181006/96958A9E81818A99E4E2E1E5E38DE2E4E3E2E0E2E3EAE2E2E2E2E2E2-DSXMZO3622652006102018000001-PB1-3.jpg

https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK60371_06102018000000/

などのプレーに,この「一致タイミング」が必要となります.

 

上記のプレーを見て,お気づきかもしれませんが,ボールスポーツ(球技)と呼ばれるほとんどのスポーツではボールが空間を飛行・移動するため,この一致タイミング能力が必要不可欠であることがおわかりいただけるかと思います.

 

では,ボールにタイミングを合わせるためにはどうすればいいのか?

 

私が注目したのは「眼」です.

 

ボールなどにタイミングを合わせるためには,大きく分けると2つのことが必要になります.

①ボールの情報を正確に獲得すること.

②獲得した情報に合わせて,正確に動作を行うこと.

の2つです.

 

この内①で重要になるのは,眼から獲得できる「視覚情報」です.

 

・ボールが今どこにあるのか?

・ボールの速さはどれぐらいか?

・ボールにどれぐらいの回転がかかっていて,どのように曲がるのか?

 

これらのボールに関する情報は「眼」からしか獲得することができません.

 

私の研究の仮説はこうです.

 

「タイミングを合わせるのが上手な人は,タイミングを合わせるために必要な視覚情報を獲得できているのではないのか?」

「逆に,タイミングを合わせるのが上手じゃない人は,タイミングを合わせるために必要な視覚情報が獲得できていないのではないのか?」

「タイミングを合わせるのが上手な人と上手じゃない人は,ボールの見方が違うから獲得できる視覚情報に差が生まれているのではないのか?」

「じゃあ,上手な人とそうでない人の見方は具体的にどう違うのか検討しよう!」

 

どうでしょうか?流れは伝わったでしょうか?(伝わらなかったらすいません...)

 

でも,見方なんてどうやって調べるの?と思う方もいるかもしれません.

 

それを解決するのが,このメガネです.

https://www.tobiipro.com/imagevault/publishedmedia/i9of1ntsqe84c0p4f2qn/TobiiPro_Glasses_2_Eye_Tracker_side_3_1.jpg

Tobii Pro グラス2|トビー・テクノロジー

普通のメガネに見えるかもしれませんが,実はこれ,

メガネをかけた人がどこを見ているのかわかるメガネなんです.

これは,「アイトラッカー」「アイマークレコーダー」と呼ばれる装置です.

 

ちょうど,F1ドライバーがアイトラッカーをかけて運転している動画がありました.


Through the eyes of an F1 driver

 

この動画では,ドライバーがさきほどのアイトラッカーをかけてF1マシンを運転しています.

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Through the eyes of an F1 driver (キャプチャー画像)

 

そして,運転中の映像には,赤い丸が表示されています.

これがドライバーの視線の位置です.

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Through the eyes of an F1 driver (キャプチャー画像)

 

動画を見てわかるように,このメガネ(アイトラッカー)をかけることで,どこに視線を向けているのか測定することができます

このアイトラッカーを一致タイミングの実験中に被験者もかけて,タイミングを合わせるときどのようにボールを見ているのか検討しています.

 

これまで,一致タイミング中の視線を測定した研究は少しありますが,何が良い見方で,何が悪い見方なのか明らかになっていないのが現状です.

 

実際にスポーツの指導・コーチング現場でも,ボールの見方についてはほとんど教えておらず,聞こえてくるのは,

「ボールを最後まで見ろ!」

「ボールから眼を離すな!」

という言葉ばかり(これらの言葉についてはnoteで解説しました!).

 

note.mu

 

今後,この研究がボールの見方の指導法につながればいいなと思っています.

 

これが,私の研究のざっくりした紹介です.より詳細な内容については今後ブログで紹介できればと思っています. 

 

拙い文章を最後まで,読んでいただきありがとうございました.

質問や疑問点などあれば,コメントに書いていただけると幸いです.